PROJECT REPORT

WEB, MARKETING, BRANDING
株式会社K&F
京都のホテルクオリティで前撮りを。新規フォトウェディング事業のブランドコンサルティング

プロジェクト概要

ウェスティン都ホテルの1Fにお店を構えるビューティーサロンPUREは、ホテルでウェディングを挙げるカップルのヘアメイクや衣装着付を年間250組担当しており、京都でも有数の外資系ホテルのウェディングにおいて、そのクオリティを提供できる数少ないブライダルサロンでもあります。

 

しかし、2020年新型コロナウィルスの影響で、そのウェディング件数は大きく落ち込み、前年と比較して売上は大幅減少となりました。

そのような状況下において、ホテルウェディングに経営が左右されない方法を見出すことを目指しました。

ストラテジーデザインは、コロナ以前に急拡大していたフォトウェディング業界についてのリサーチから、新規事業計画の立案、ブランディング計画とコンサルティングを行い、新たな事業の柱を創造し、コロナ明けに来る国内外のブライダル関連のニーズにホテルクオリティでお応えするブランドの構築を目指しました。

課題ピックアップ

  • 新型コロナウィルスの影響で大幅に落ち込んだホテルブライダル。今後も同じような危機が訪れた際に経営が安定するよう、自らの強みを活かした新規事業を創出したい
  • 人口減少により今後縮小する美容師市場、ホテルブライダル市場に対応するビジネスモデル
  • DXを加速させ、他店との差別化をアピールする

現代のブライダル市場を横断しながら、ミレニアル世代が求める“ちょうど良い”前撮りを提案

PUREのサロンワークは、代表の古久保芳栄さんの義父である、古久保幸治さん(パリ・ニューヨーク・ロンドンで数々の作品を提案し日本を代表するヘアースタイリスト)の高い技術を継承し、また古久保芳栄さんご本人は着付やヘアメイクでこれまで約1万人以上を担当してこられた、まさにトップレベルの技術を誇るサロンであります。

 

その高い技術力と京都のエグゼクティブホテル内に位置する好条件を活かし、結婚適齢期に入るミレニアル世代にとって、ちょうど良いと思える金額とプランをご用意する形で、フォトウェディングの事業展開を企画。競合他社との差別化も含めてPUREの新たな事業戦略の創出を目指しました。

ミレニアル世代にとって“ちょうど良い”フォトウェディング

  • 申し込みから撮影まで最短1〜2週間で実施可能
  • 京都のみならず国内外からオンラインで打ち合わせ可能。当日は手ぶらでもOK
  • わかりやすいプラン金額で安心感を創出
  • 年間250組のブライダルを実践しているPUREならではの安心感を演出

新事業はPUREのコンセプトやフィロソフィーを守りながら、
次世代に向けての差別化戦略を具現化できるかどうか。

アフターコロナでは、ブライダル市場はより細分化され、婚礼件数はいずれ減少となり、顧客ニーズは必ず多様化する。高い技術力で培った信頼を、より広範囲に事業展開するには、自らニーズの掘り起こしを行わなければならない。そのため、PUREはフォトウェディング事業に活路を見出した。

フォトウェディングのご相談は、来店やオンラインで事前予約が可能。もちろんその場で決めなくても大丈夫。新郎新婦の希望を叶えられるよう丁寧にヒアリングを行います。

古久保さんは、これまで1万人以上のヘアメイクを担当。また、数々のコンテストでは指導する立場でもある。

問い合わせはチャットからでも可能。気軽に相談できる環境を構築。

今後の展開について

2023年7月にブライダルサロンPUREのサイトが公開。9月には大手ブライダル紹介サイトにも掲載が開始。月間10数件のお問い合わせが入り好調なスタートを切りました。

 

今回のサイトオープンは新規事業創出の第1フェーズとして、年間利用数を増加させ、事業を成長軌道に乗せたいと考えております。

その後、第2フェーズでは、自社スタジオの開設を行い、さらに高付加価値を生み出し、多岐にわたる顧客ニーズにお応えしたいと思います。

 

ストラテジーデザインでは、これまで同様、事業計画の立案・スタッフオペレーションの改善、課題の抽出と対策をPUREの皆様と一緒に取り組んでまいりたいと思います。

 

  • クライアント名:株式会社K&F(PURE運営会社)
  •  PD:北川 聡(ストラテジーデザイン株式会社)
  • デザイン・制作:中山 麻美、渡辺杏(ブルーフォグ・ソリューション株式会社)