ローカル観光×個人IPを活用したInstagram成長事例 SNS, MARKETING フジクレールワイナリー株式会社 ローカル観光×個人IPを活用したInstagram成長事例 概要ストラテジーデザインでは、「SNSを単なる集客ツールではなく、事業や人を育てる“資産”として設計・運用する」ことを軸に、SNSコンサルティング・運用支援を行っています。本事例では、山梨エリアに特化したInstagramアカウント『まさるん|山梨グルメ&スポット案内人』 を通じて、ローカルメディア型SNSアカウントの成長と、継続的に伸びる運用体制の構築を支援しました。業種:ワイナリー(一次産業)/地域観光・情報発信運用形態:地元ワイナリーが主体となり運用する地域メディア型・個人IP Instagramアカウント対象SNS:Instagramコンテンツ形式:ショート動画(Reels)中心支援期間:継続中 背景・経営課題本プロジェクトの特徴は、SNS運用の主体が「広告会社」「インフルエンサー」ではなく、地元に根ざしたワイナリー自身であった点にあります。その中で、以下の課題を抱えていました。投稿を続けているものの事業(ワイナリー・地域活動)にどう繋がるのかが不明確フォロワー増加が担当者の感覚や経験に依存しており、属人的再現性がなく、ワイナリーとして中長期にスケールしない運用構造将来的な企業連携、観光・地域連携、広告活用コンテンツの資産化を見据えた設計がなされていない状態 ストラテジーデザインのアプローチ私たちはSNSを、単なる販促・発信手段ではなく、「地元ワイナリーが持つリアルな現場・人・地域性を継続的に価値へ変換する“戦略的メディア”」として再定義し、運用前段階から設計・言語化を行いました。 1. SNS戦略設計(上流設計)実施内容地元ワイナリーがなぜ地域メディアを運用するのかの目的整理(短期/中長期)フォロワーを消費者・観光客・将来の協業先として再定義個人IP(案内役)の立ち位置整理 ※ワイナリーの思想・価値観を背負う存在として設計競合となる地域メディア・観光アカウントとのポジショニング整理ポイント「誰が、どんな背景を持って、何を語るのか」を明確化一次産業・地域事業者だからこそ語れるリアリティと信頼性を軸に設計バズ狙いではなく、ワイナリーの活動と一体化したフォロワー構造を構築2. コンテンツ戦略・投稿設計実施内容投稿テーマ・構成の体系化(地域スポット紹介・体験・ストーリー・人に焦点を当てた企画)ワイナリー視点だからこそ可能な「観光×暮らし×仕事」の文脈を設計ショート動画の基本フォーマット設計投稿企画・撮影・編集まで一貫制作視聴維持率を前提とした冒頭構成ポイント投稿を「思いつき」ではなく継続運用できるフォーマットとして構造化属人化を抑えつつ、ワイナリーらしさ・地域性は最大化 3. 広告×オーガニック統合設計実施内容フォロワー獲得広告の設計・検証広告流入後を見据えたプロフィール・投稿導線の最適化短期的な数値改善と中長期的なアカウント成長の両立を設計ポイント広告を「一時的なブースト」ではなくワイナリーのファン形成装置として活用投稿内容と広告メッセージを分断しない設計4. データ分析・改善コンサルティング実施内容リーチ/エンゲージメント/年齢層の定点観測投稿ごとの反応分析改善点の言語化と次月施策への反映ポイント「感覚的に伸びた/伸びない」状態から脱却ワイナリー側でも判断・改善できる運用体制を構築成果約6ヶ月でInstagramフォロワー +5,000人特定の動画や一時的な施策に依存しない安定成長地域ジャンルにおけるワイナリー発・メディア型アカウントとしての認知確立企業・自治体・観光連携へ展開可能な基盤を構築BtoB視点での導入価値本事例は、以下のような企業・事業者にも応用可能です。地方・地域密着型事業者ワイナリー・農業・漁業などの一次産業観光・飲食・メーカー・工芸事業者SNS運用が担当者依存、属人的、成果が見えない状態から脱却したい企業ストラテジーデザインのSNSコンサルティングとは 投稿代行ではなく戦略設計+運用改善を伴走するコンサルティング地域事業者・一次産業の現場理解を前提に設計社内運用・外注運用のどちらにも対応可能SNSを集客・採用・ブランディングにつながる「事業資産」として構築 クライアント名:フジクレールワイナリー株式会社PD:久野雄治 北川聡