PROJECT REPORT WEB, BRANDING 株式会社ジャイロトレーディング 美術品の流動化を目指すジャイロトレーディング「紅虎堂」Webサイトリニューアル プロジェクト概要 株式会社ジャイロトレーディングでは、さまざまな美術品を国内外のコレクター向けに収集・販売を行ってきました。これまでは国内に限らず、世界中に足を運び、価値ある埋もれたアンティーク品を見つけ出し、クリスティーズなどの世界規模のオークションなどでも販売を行なって参りましたが、コロナ禍によって海外への渡航に制限がかかり、事業戦略の見直しを迫られることになりました。 代表取締役社長である杉田氏の「古いものには、新品にはない趣きがあり、コレクションのみならず様々なフィールドでより活用されるべき」という思いを元に、国内の一般ユーザーにも美術品のリセールにより関心を持ってもらいたいと2022年3月、買取りをメインとしたWebサイトのリニューアルを計画しました。ストラテジーデザインでは、ジャイロトレーディング様の5か年計画の事業戦略の組み立てから行い、今後の事業展開の拡張性を踏まえて、第一弾としての買取ウェブサイトのリニューアルを行いつつ、お客様層の拡大をサポートしております。 紅虎堂 買取専用サイト 紅虎堂がこれまで培ってきた、美術品の買取実績を中心に、お客様とのコミュニケーションが容易にとれるサイトにリニューアル。 サイトを見る お客様の心理的不安を取り除き、安心して問い合わせできるサイトの制作 紅虎堂は業界でも早くから、オンラインによる販売や集客を行ってきました。社長である杉田氏はウェブサイトの構築やLINEなどのコミュニケーションツールの導入など自ら積極的に実施し、オンラインからのお客様の問い合わせは増加傾向となっておりました。またコロナ禍となり、在宅比率の高まりも相まって、オンライン査定などのご依頼も入るようになってきました。 しかし、その一方で ある一定数で問い合わせの件数が横ばいに推移していた 地域によって問い合わせ件数に偏りがあった そこで、サイト構造や問い合わせ方法の変更や、店主や店内の写真の掲示など、これまで以上にお客様が安心して依頼できるサイト制作を行い、かつターゲットエリアを明確にし、お客様に紅虎堂に問い合わせする動機付けを行いました。その結果、リニューアル翌月にアクセス人数は以前と比較して10倍超を達成いたしました。 実際に買取りを行った現品を撮影し、各カテゴリ毎にお客様にとってイメージがつきやすいように配置。 LINE査定については、手順を明記し、簡単に問い合わせできる仕組みの構築を目指した。 紅虎堂では、常に最新の買取実績を提供することで、お客様に安心して問い合わせしていただけるよう、情報発信を行っている。 プロジェクト後記 私たちの仕事は、クライアント様にとって、本当のお客様は誰なのか?今の事業に拡大の余地があるか?を検討し、新たな方向性を模索・提案しながら、同じ方向を向いて伴走することである。今回のジャイロトレーディング様の案件も同様、今の課題に対して対策するというよりも、5年10年かけて達成したい目標を共有し、今の課題を踏まえた上で、どう対策を講じるかである。代表の杉田氏の目指す「美術品の流動化」をよりたくさんの方に実感してもらえるよう、今回の第一弾の買取りサイトのリニューアルに続き、これまでの延長線上では考えられなかったダイナミックなプランを準備して参りたい。 クライアント名:株式会社ジャイロトレーディング PD:北川 聡デザイン・制作:中山 麻美、山足 英俊、中本 彩花(ブルーフォグ・ソリューション株式会社)